京都再び [非日常]
京都です。
3月に来たと思ったら、出張でまた来てしまった。
せっかくなので観光。・・・そっちの比重が圧倒的に大きいんだけど。
足としてレンタサイクルを使ってみた。これが大正解。
バスもたくさんあるけど、行った先から別のポイントへ・・など、こまめに多く回ろうとすると難しい。
自転車だと、京都駅から金閣寺まで50分前後が目安。
次の目的地にも自由に行けることを含めると、圧倒的に効率がいい。
ただし・・35℃を超える中を 調子に乗って走った結果、帰宅後に熱を出して寝込んでしまった。
それを含めると失敗?
今回は石庭、そして琵琶湖疎水がメインテーマとなりました。
鴨川沿いは 歩道が整備されていて、自転車も走れます
信号が無いので、ゆっくり走っても上の道より速く、南北の移動には便利
川が合流する真ん中にある森は、下賀茂神社のある所
左側を登ります。
ここは龍安寺、かの有名な石庭。
何だかすごく感動。
こんなに強く惹かれるとは、我ながら意外。歳のせい?
いいですね。
汗だくだったのも忘れて、気付いたら30分以上も見ていた。
人気な場所なので↓こうだけど、庭を見ていると喧騒も忘れる。
というか、若い人たちも皆さん静かに鑑賞していた。
そこからほど近い今宮神社で、「あぶり餅」
炭火で香ばしく焼いた餅に、仄かな味噌風味の甘いタレ。
・・・!
これ・・すごく美味しいんですけど。
今宮神社の南側にある船岡山からの風景。
京都市街が、全部一望できます。
この山頂は、平安京を造る際の北の基点だったと言われています。
桓武天皇はここに立って、朱雀大路を引くよう指示しました(たぶん)。
この山は枕草子や徒然草にも出てきて、
応仁の乱では西軍の陣地になり、以来「西陣」とも呼ばれました。
そんなわけで、歴史が大嫌いだった俺も、一度来たいと思っていた場所。
三角点で標高111.89m
下賀茂神社で日が暮れてしまった。
-------------------------
翌日、仕事の用事が済んで、また観光。
昨日借りた自転車で、再びGO!
前回来た南禅寺、その周りにある小さな寺などに寄って、庭を拝見。
小さな邸でも、丁寧な手入れがされている。
山を背景にした石庭が立派。
一幅の絵画のよう
他に拝観者が無く、この景色を独り占めです
また別の、枯山水庭園(天授庵)
盛夏の濃い緑に囲まれた池も、いいものです
暑さも忘れて、心が洗われます
ここも貸切り状態で庭をまわることができました。
そして南禅寺
↓3月に来た時は、外から見ただけの三門
今回は登ってみる。
期待以上のいい景色
町並みまで見えます
門の二階部分の中には釈迦如来や羅漢像、狩野探幽の天井画があって、広いのに驚いた。
庭の苔が美しい
これは禅林寺
そして再び下賀茂神社
境内にある原生林は、糺の森(ただすのもり)と呼ばれていて、
神社とあわせて世界遺産になっている
しかしこの日、TVドラマの撮影で 通行を大幅に制限されていて、残念。
何も日曜日にやることないじゃん(怒)
拝観料を払って、皇族ゆかりの施設などを見学。
神話の頃からの由来を説明してもらい、
最後に案内されたここ↓は、若返りのパワースポット。
そう聞いて、岩に手をかざしてきました。・・若返った?
話は前後しますが、南禅寺に来てここを外すわけにはいきません。
また出会えました、水路閣
今回は琵琶湖疎水の上・下流を、範囲を広げて見てみました。
琵琶湖疎水は明治23年に完成した、琵琶湖の水を京都へ引くための水路。
水だけでなく、人や物資を運ぶ運河でもありました。
琵琶湖から来た水の出口。
当時はここが、トンネルとインクラインを結ぶ舟溜りになっていて・・
振り返ると台車と船が展示してある。
ここで船を台車に載せて、
この斜面を上下したんですね。
台車が水中に没して船を載せるなんて、超かっこいいです。
さらには、このための動力を疎水から得たと・・
つまり疎水を水力発電にも使ったという、一石三鳥のすごいプロジェクトだったわけですね。
しかも当時日本最長のトンネル、世界最長のインクライン、世界の先端の発電設備、日本人独力による事業・・・
内容も規模も画期的だったようです。
冒頭のトンネル出口すぐ横にある、水道ポンプ室
発電所近くのトンネル出口
当時そのままと思われるものが、今も見られます。
これらも水路閣も、現在に至るまで実用に耐える強度を持っていて、さらに美しさにも惹かれます。
これはレンガがねじるように積まれたトンネル。
強度を確保する工夫だそうですが、構造の試験的な目的もあったようです。
この事業は 規模だけでなく、超チャレンジングな要素に満ちていて、
相当の情熱や勇気がないとできなかったはずです。
これが工事の主任だった田辺朔郎博士の像
銅像って、それ自体を鑑賞することはなかったのですが、この像はとてもいいです。
疎水はその後、疎水記念館前を通り・・
疎水事務所(発電所)
水門、水路を経て、鴨川へ合流。
今回は自転車パワーのおかげで、
密度の濃い観光ができました。
3月に来たと思ったら、出張でまた来てしまった。
せっかくなので観光。・・・そっちの比重が圧倒的に大きいんだけど。
足としてレンタサイクルを使ってみた。これが大正解。
バスもたくさんあるけど、行った先から別のポイントへ・・など、こまめに多く回ろうとすると難しい。
自転車だと、京都駅から金閣寺まで50分前後が目安。
次の目的地にも自由に行けることを含めると、圧倒的に効率がいい。
ただし・・35℃を超える中を 調子に乗って走った結果、帰宅後に熱を出して寝込んでしまった。
それを含めると失敗?
今回は石庭、そして琵琶湖疎水がメインテーマとなりました。
鴨川沿いは 歩道が整備されていて、自転車も走れます
信号が無いので、ゆっくり走っても上の道より速く、南北の移動には便利
川が合流する真ん中にある森は、下賀茂神社のある所
左側を登ります。
ここは龍安寺、かの有名な石庭。
何だかすごく感動。
こんなに強く惹かれるとは、我ながら意外。歳のせい?
いいですね。
汗だくだったのも忘れて、気付いたら30分以上も見ていた。
人気な場所なので↓こうだけど、庭を見ていると喧騒も忘れる。
というか、若い人たちも皆さん静かに鑑賞していた。
そこからほど近い今宮神社で、「あぶり餅」
炭火で香ばしく焼いた餅に、仄かな味噌風味の甘いタレ。
・・・!
これ・・すごく美味しいんですけど。
今宮神社の南側にある船岡山からの風景。
京都市街が、全部一望できます。
この山頂は、平安京を造る際の北の基点だったと言われています。
桓武天皇はここに立って、朱雀大路を引くよう指示しました(たぶん)。
この山は枕草子や徒然草にも出てきて、
応仁の乱では西軍の陣地になり、以来「西陣」とも呼ばれました。
そんなわけで、歴史が大嫌いだった俺も、一度来たいと思っていた場所。
三角点で標高111.89m
下賀茂神社で日が暮れてしまった。
-------------------------
翌日、仕事の用事が済んで、また観光。
昨日借りた自転車で、再びGO!
前回来た南禅寺、その周りにある小さな寺などに寄って、庭を拝見。
小さな邸でも、丁寧な手入れがされている。
山を背景にした石庭が立派。
一幅の絵画のよう
他に拝観者が無く、この景色を独り占めです
また別の、枯山水庭園(天授庵)
盛夏の濃い緑に囲まれた池も、いいものです
暑さも忘れて、心が洗われます
ここも貸切り状態で庭をまわることができました。
そして南禅寺
↓3月に来た時は、外から見ただけの三門
今回は登ってみる。
期待以上のいい景色
町並みまで見えます
門の二階部分の中には釈迦如来や羅漢像、狩野探幽の天井画があって、広いのに驚いた。
庭の苔が美しい
これは禅林寺
そして再び下賀茂神社
境内にある原生林は、糺の森(ただすのもり)と呼ばれていて、
神社とあわせて世界遺産になっている
しかしこの日、TVドラマの撮影で 通行を大幅に制限されていて、残念。
何も日曜日にやることないじゃん(怒)
拝観料を払って、皇族ゆかりの施設などを見学。
神話の頃からの由来を説明してもらい、
最後に案内されたここ↓は、若返りのパワースポット。
そう聞いて、岩に手をかざしてきました。・・若返った?
話は前後しますが、南禅寺に来てここを外すわけにはいきません。
また出会えました、水路閣
今回は琵琶湖疎水の上・下流を、範囲を広げて見てみました。
琵琶湖疎水は明治23年に完成した、琵琶湖の水を京都へ引くための水路。
水だけでなく、人や物資を運ぶ運河でもありました。
琵琶湖から来た水の出口。
当時はここが、トンネルとインクラインを結ぶ舟溜りになっていて・・
振り返ると台車と船が展示してある。
ここで船を台車に載せて、
この斜面を上下したんですね。
台車が水中に没して船を載せるなんて、超かっこいいです。
さらには、このための動力を疎水から得たと・・
つまり疎水を水力発電にも使ったという、一石三鳥のすごいプロジェクトだったわけですね。
しかも当時日本最長のトンネル、世界最長のインクライン、世界の先端の発電設備、日本人独力による事業・・・
内容も規模も画期的だったようです。
冒頭のトンネル出口すぐ横にある、水道ポンプ室
発電所近くのトンネル出口
当時そのままと思われるものが、今も見られます。
これらも水路閣も、現在に至るまで実用に耐える強度を持っていて、さらに美しさにも惹かれます。
これはレンガがねじるように積まれたトンネル。
強度を確保する工夫だそうですが、構造の試験的な目的もあったようです。
この事業は 規模だけでなく、超チャレンジングな要素に満ちていて、
相当の情熱や勇気がないとできなかったはずです。
これが工事の主任だった田辺朔郎博士の像
銅像って、それ自体を鑑賞することはなかったのですが、この像はとてもいいです。
疎水はその後、疎水記念館前を通り・・
疎水事務所(発電所)
水門、水路を経て、鴨川へ合流。
今回は自転車パワーのおかげで、
密度の濃い観光ができました。
まー、なんて盛りだくさんな出張でしょう!
いいですね、京都。
by 北海 熊五郎 (2010-09-20 21:36)
こんな出張でしたら私がいきます
by たくや (2010-09-20 23:18)
おっ、近くまで来られていたのですね
話は変わりますが、今回のブログの写真はデジカメで撮影ですか?
それとも、携帯電話のカメラですか?
私は富士フイルムのデジカメを持っているのですが、いまいち写りが悪いような気がして・・・
皆さんのブログに掲載されている写真が凄く綺麗に見えて仕方がないンですよね~
by ごまめ (2010-09-21 11:12)
龍安寺の石庭。
琵琶湖疎水に水路閣は是非行ってみたいところです。
僕にはこんな出張無いからなーっ。(・_-、)
by yosi (2010-09-21 17:36)
その後、体調は復活されましたか?
猛暑で滝のような汗だったことでしょう。
by HIDE (2010-09-23 08:08)
dorobouhigeさん、niceありがとうございます。
HIROさん、niceありがとうございます。
by uni (2010-09-23 14:05)
北海 熊五郎さん
はい。仕事そっちのけ、
頭の中はルート決めでいっぱいでした。(^▽^)
by uni (2010-09-23 14:06)
たくやさん
飛び石的に拘束されていたので、その間と、仕事終了後も観光しました。
でも身の程知らずなハードプランを組んでしまい、炎天下でダウン寸前でした。
by uni (2010-09-23 14:07)
ごまめさん
今回はデジカメも携帯も使いました。
最初の自転車は携帯、あと後半もデジカメのバッテリが足りなくて(笑)、
下賀茂神社とトンネル以降の疎水も携帯です。
デジカメはクールピクスS500という普通のコンデジですが、
望遠側でピントが合わないという症状に悩んでます。
調べてもらうと、レンズユニットの故障ということで、
一度ユニットごと交換しましたが、最近また同じ症状が・・。
走行写真がよくないとか?使い方が荒すぎるのかな。
タフで性能のいいコンデジないでしょうかね。
by uni (2010-09-23 14:12)
yosiさん
水路閣は、ぜひ行ってください。
私は出張が少ないだけに、たまに出ると仕事そっちのけです(笑)
なぜか帰宅直後熱を出し、会社を1日休んでしまって、「遊びすぎ」と言われました。困ったおやじです。
by uni (2010-09-23 14:15)
gantetsuさん、niceありがとうございます。
by uni (2010-09-23 14:16)
HIDEさん
それが・・・一旦熱は下がったんですが、風邪症状が完治せず、
また熱を出して、うなってる所です。
blog見ないで寝てろ、ですよね。はい・・・。暇~
by uni (2010-09-23 14:21)
京都の町は、小さい路地も多く、バイク、まして車ではなかなか回れません。
今回の自転車のチョイスは正解ですね。
琵琶湖疎水めぐりは、手軽に留めることができる自転車に勝るものはない。
by hoshizou (2010-09-25 10:08)
hoshizouさん
京都は自転車、これに尽きますね。
何か目的地とか、遺構とかを探すのにも最強です。
使用上の注意は、自分の体力をわかっていること・・
by uni (2010-09-25 22:33)